02 / 導入シナリオ
決裁限度を守る返金対応
GembaOS は、AI エージェントを職務権限規程・稟議・監査のもとで運用するための実行基盤です。ポリシーによる権限判定、パラメータに紐づく一次性許可証、人の承認記録を、オンプレミスまたはプライベート VPC 上で提供します。このシナリオは返金・損害査定の場面です。お客様のメッセージがお金を動かす権限になることはなく、会社にすでにある決裁限度が、誰が押印するかを決めます。
お客様のメッセージを権限にせずに、エージェントに返金を任せるには?
GembaOS はお客様のメッセージをデータとして扱い、経路は照合済みの事実(注文、金額、職務権限規程)からポリシーが決めます。決裁限度内の返金はエージェントの押印で通り、限度を超える金額は財務責任者への稟議書になります。決済アダプターは、その金額・その注文に紐づく一次性許可証のもとで一回だけ呼ばれます。
| 導入前 | GembaOS の統制 | |
|---|---|---|
| 誰が決めるか | 返金ボタンを持つ担当者、あるいは約束してしまうチャットボット | 金額と決裁権限表から、ポリシーが決める |
| 根拠 | チャットログに書かれていること | 機械照合済みの事実: 注文が存在し、金額が注文の範囲内である |
| 限度超過 | 財務へメールし、返事はいつか | 事実・金額・理由を載せた稟議書に、パスキーで押印 |
| お客様への回答 | エージェントが書き、ときに誤る | 承認済みの事実から書かれた正式回答。社内記録とは分離 |
手順はどう進みますか?
| 段階 | 誰が | 何が記録されるか |
|---|---|---|
| 1. 申請 | お客様が書き、受付エージェントが作業票を開く | 作業票自身の記録から組み立てたやり取り |
| 2. 照合 | ホストが項目単位の閲覧規則のもとで注文を読む | 承認者が見る事実 |
| 3. 経路 | ポリシーが金額を職務権限規程と比べる | 経路: エージェントの押印のみか、人か |
| 4. 押印 | 経路が求めるとき、財務責任者がパスキーで | 理由付きの押印チェーン |
| 5. 実行 | 決済アダプターが許可証のもとで一回だけ | 実行と、消費された許可証 |
| 6. 回答 | ホストが正式回答を書く | 承認済みナレッジを出典とする回答 |
管理ゲートはどこにありますか?
管理ゲートは、決裁権限表との金額照合と、限度超過時の人の押印です。エージェントは限度を上げられず、押印後に金額を変えられず(別の金額は許可証と一致しません)、決済システムを二度呼べません。お客様が見るのは正式回答だけで、社内の稟議記録は作業票に残ります。
コンソールではどう見えますか?



始めるのに必要なものは?
- 今ある返金・査定の決裁権限表: 誰がいくらまで承認できるか。
- 事実を読むための注文・契約への参照アクセス(REST または SQL アダプター)。
- 実行のための決済または赤伝のアダプター一つ。認証情報はゲートウェイ側に置く。
- お客様のチャネル: メール、Web ウィジェット、チャット基盤、電話。
最終更新: · GembaOS v0.2